ダウンライトって何?設置するメリット・デメリットを詳しく紹介!
リビングルームの照明器具といえばシーリングライトが主流ですが、最近ではダウンライトを選択する方も多く見られるようになりました。
今回は、ダウンライトが何かを詳しく解説し、そのメリットやデメリットを紹介します。
リビングルームにダウンライトを設置する際の失敗例についてもまとめているので、マイホームのリビングルームにダインライトの設置を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ダウンライトとは
ダウンライトは、天井部分に光源を埋め込んだ照明です。
その構造からシーリングライトとは異なり、照明器具が目立たず天井をスッキリ見せることができます。
ダウンライトはリビングルーム以外でも、キッチン、ダイニング、寝室、和室、トイレ、洗面所などいろいろな場所で使用されています。
一般住宅だけではなく、ショッピングモールやコンサートやイベントなどが行われるホールなどの大空間でもよく見られます。
ダウンライトにはさまざまな種類や機能があり、一般的なダウンライトは「ベースタイプ」と呼ばれていて、角度調節ができないようになっています。
これに対して「ユニバーサルタイプ」と呼ばれるタイプは、スポットライトのように光の向きを変えられるようになっています。
ダウンライトの光には、「集光タイプ」と「拡散タイプ」の2種類があります。
ライトの真下を集中的に照らして光の幅が狭いのが集光タイプで、部屋全体に光が広がるのが拡散タイプです。
ダウンライトの大きさは、一般的な住宅には直径10㎝か12.5㎝のものがよく使用されています。
それよりも小さなサイズや大きなサイズもいろいろ市販されているので、状況に合わせて選んでください。
ダウンライトを設置する4つのメリット
リビングルームにダウンライトを設置することで得られるメリットを4つ紹介します。
天井をスッキリ見せることができる
ダウンライトは、シーリングライトとは異なり天井から出っ張ることなく埋め込んで設置できるため、天井をスッキリ見せられることが大きなメリットです。
特にあまり広くないコンパクトな空間では、スッキリさせる効果を発揮します。
リビングルームをお洒落に魅せることができる
ダウンライトを設置することで、リビングルームをまるでホテルや高級レストランのようなお洒落空間に演出できる点が大きなメリットです。
照射範囲が狭い特徴から、バランスを上手くとれば空間に明暗を付けることができ、落ち着いた雰囲気を醸し出すことができます。
値段が安い
ダウンライトは、単価が非常に安いこともメリットの1つです。
シーリングライトだと安くても数千円から数万円以上するものが一般的ですが、ダウンライトの場合は一定の個数は必要になりますが、建築単価に大きな影響を与えることはほぼありません。
掃除をする必要がない
ダウンライトは、基本的に掃除をする必要がありません。
シーリングライトの場合は、どうしても傘の部分にホコリが溜まるので定期的に掃除をしなければいけなくて、高所にあることから危険が伴うケースもあります。
ダウンライトを設置する5つのデメリット
リビングルームにダウンライトを設置するデメリットを5つ紹介します。
たくさんのメリットがあるダウンライトですが、デメリットも少なくありません。
設置に失敗しないための対策も併せて紹介しているので、参考にしてください。
設置するために工事が必要
シーリングライトの場合は手軽に器材を交換したり、位置を変えたりすることも可能ですが、ダウンライトの場合は取り付けする際に業者による工事が必要になります。
照明計画も難しく、素人が容易に対応できるものではありません。
模様替えに対応しにくい
ダウンライトは一度設置すると位置を変えることができないため、模様替えに対応しにくいデメリットがあります。
そのため、家を建てるときには家具の置き場所をしっかり考えて設置する必要があり、家具の買い替えなどをした際に、位置がずれてしまうのはよくある失敗例として挙げられます。
模様替えや家具の買い替えを想定し、光の角度を変えられるユニバーサルタイプを選択するのがおすすめの対策です。
どうしてもベースタイプよりも値段は高くなりますが、いろいろな状況に対応しやすくなります。
予想していたよりも暗い
リビングルームにダウンライトを選んだ方の多くが、思っていたよりも暗く感じているようです。
この失敗を回避するには、施工業者と入念に光量について相談することが必要となります。
ダウンライトの量を増やしたり、場合によってはシーリングライトと併用したりすることも検討してください。
ダウンライトのワット数を上げるのも、光量が少ないときの対策の1つです。
真上にあると眩しい
ダウンライトの位置によって、光が眩し過ぎることもあります。
ユニバーサルタイプを選択することで対策できますが、光の明るさを変えられる調光機能を付けることでも対策可能です。
光源が切れた際に業者への依頼が必要になる
ダウンライトには固定型と交換型があり、固定型を選択したり、天井がかなり高い位置にあったりする場合は、光源が切れた際に業者に交換を依頼しなければいけないケースもあります。
ただし、最近ではLEDライトが主流となっていて、それを選択することで約10年間は取り換え不要となります。
まとめ
ダウンライトは、天井に埋め込むタイプの照明器具で、シーリングライトと比べて部屋をスッキリ見せたりお洒落な空間を演出できたりするなどのメリットがあります。
ただし、設置するためには工事が必要であったり、予想以上に暗かったり、設置場所によっては眩しすぎるなどのデメリットもあります。
ダウンライトを効果的に設置するには、基礎知識を学び施工業者とよく打ち合わせることが大事になります。
リビングにダウンライトをおしゃれに設置したいなら、新築やリフォーム実績豊富な当社にご相談ください。