パントリーとは?設置のメリットはある?
ここ最近増えているパントリー。
建売住宅や注文住宅でも設置するケースが多く、スタイリッシュなキッチンを演出できることで人気です。
でも「どのようなものか、よくわからない」「設置すべきなのか悩む」という方も多いと思います。
そこで今回は、パントリーのメリット・デメリットについて解説。
ぜひ参考にしてください。
パントリーとは?
パントリーは日本語にすると「食品貯蔵庫」といい、基本的に常温保存できる食材を置く場所です。
例えば、米やインスタント食品、お酒・ジュースなどの飲料水、調味料などストックしておくのに最適な場所です。
近年は、突然起こる地震や台風などの災害に備えて、保存食や防災グッズをパントリーに準備している家庭も増えています。
また、食品保管の他、アイロンやミシンがけをおこなったりパソコンを置いて家計簿をつけたりと、ちょっとした作業ができるプライベート空間として使うケースも多いです。
パントリーのメリットは?
パントリーを設置することで、キッチン周辺のアイテムをすっきりできるのが最大のメリットですが、その他にも嬉しいことがたくさんあります。
・ストック食品の在庫が一目でわかる
・食品の箱買いなどできる(大量収納OK)
・オーブンなどの家電収納をすることで、キッチンをすっきりさせられる
・キッチン周辺の掃除がしやすい
キッチンといえば、調味料や大きな鍋などの収納で、ごちゃごちゃした雰囲気になりやすい場所のひとつ。
収納スペースは限られているので、フライパンや食器などの調理器具だけを片付けるだけでも大変ですよね。
パントリーは散乱しがちなキッチンで使うアイテムを、1つの場所に片付けることができるので、見た目にもすっきりします。
ストック品の管理にも便利なので、メリットに感じる点が多いでしょう。
パントリーのデメリットは?
パントリーはメリットが多い場所に見えますが、実は家庭によってはデメリットに感じる場合もあります。
・間取りに合わず、使い勝手が悪くなる
・上手く活用できないと、無駄なスペースになる
・パントリーリフォームに費用がかかる
パントリーは、上手く活用できなければ無駄になってしまいます。
広いスペースならたくさん収納できますが、その分キッチンやリビングの間取りが狭くなるでしょう。
間取りに合わないのに無理に設置すると、パントリーもキッチンも使いにくいという状況になってしまいます。
パントリーが欲しい!リフォームする注意点は?
パントリーのある家に憧れる方は多いです。
家事動線の良さや圧倒的な収納力、突然の来客にも困らない片付いたキッチン周りは、住む人の心にゆとりを与える場所でもあります。
これからパントリー設置のためにリフォームを検討する人(している人)も多いと思いますが、失敗しないためにも注意点を確認しておきましょう。
パントリー設置に最適な場所
パントリーを設置するなら、必ずキッチンから数秒で行ける場所がおすすめです。
家の間取りや構造上、玄関近くやキッチンから遠い場所に設置が必要な家庭もあるでしょう。
パントリーは、家事効率が上がるように設置することで、最大限のメリットを発揮できます。
そのため、普段あまり滞在しない場所に設置すると、パントリーに行くのが億劫になり、せっかくの役割が台無しになる可能性が高いです。
理想的な設置場所は、キッチンと洗面所・浴室の間です。
パントリーは食品だけではなく、シャンプーやボディーソープといったアイテムを保管にも最適なので、設置場所はよく考えてみてくださいね。
パントリーのタイプで使いやすさが変わる
パントリーのタイプは、大きく分けて「壁面タイプ」「ウォークインタイプ」の2種類です。
各特徴はこちらの表でチェックしてみてください。
タイプ | 特徴 |
壁面タイプ | ・壁面に棚を設置するタイプ
・扉あり/なしで印象が変わる ・狭いスペースでも設置可能 ・リフォーム費用が安い |
ウォークインタイプ | ・パントリー内を歩けるタイプ
・壁面タイプより広い(収納力が高い) ・出入り口2つ設置で使いやすさアップ ・人目につきにくくキッチンがすっきりする |
パントリーのリフォームする時は、「使い方」をしっかり考えるのがポイントです。
例えば、奥行きのある壁面タイプは、食品や調味料を奥に入れてしまうと、取り出すのに苦労します。
ものの取りやすさや見やすさを考えるなら、壁面タイプのパントリー(奥行きは最大で50cm)が使いやすいでしょう。
また、ウォークインタイプの出入り口は、キッチンとは別に洗面所や玄関側廊下から入れるように、2ヵ所設置するのがおすすめです。
通り抜けできる作りは、買い物したままパントリーへ直行できたり、洗面所でシャンプーなどのストック品をすぐ取り出せたりと、便利な部分が多いですよ。
パントリーリフォームの費用相場を確認
パントリーのリフォーム費用は、壁面・ウォークインタイプや扉のありなし、可動棚の設置・数など、どんな作りにするのかで大きく違います。
パントリーの中でも費用の安い壁面タイプであれば、おおよそ5万円を目安にリフォームできるでしょう。
ウォークインタイプの場合、パントリー内に照明をつけるため、電気工事費など壁面タイプに比べて費用が高くなります。
まとめ|パントリーリフォームで快適な住宅へ
小さなパントリーでも、住宅に1つでも収納スペースがあると、キッチンや洗面所などをすっきりできます。
ストック品を一箇所にまとめて収納することで、ものの把握が今まで以上に快適になりますよ。
より快適な生活ができるように、現在の住居の間取りを踏まえて、どんなパントリーが最適か考えてみましょう。
パントリーの設置を検討したい場合は、施工事例が豊富なリフォーム会社へ相談すると安心です。