ホスクリーンとはどのようなもの?失敗しない取り付け方
生活スタイルの変化により、夜間に洗濯する方は増えましたよね。
また、雨の日にも洗濯をして部屋干しをする家庭もあるでしょう。
このような時に便利なのが「ホスクリーン」です。
ホスクリーンとは何か、また取り付けに失敗しないための方法をまとめました。
ホスクリーンとは何か
ホスクリーンは川口技研が開発・販売している物干しです。
屋外タイプや屋内タイプなどさまざまなものがありますが、今回取り上げるのは室内タイプのホスクリーンです。
天井に取り外しできるポールを設置するタイプで「スポット型」と呼ばれるものになります。
使いたい時だけポールを設置し、使用しない時には取り外しておけます。
ポールの一番下は物干し竿が通るよう輪になっているのが特徴です。
さまざまなタイプのホスクリーン
室内用ホスクリーンは、スポット型以外にも室内用では昇降式のものもあります。
このタイプは物干しを好みの高さに上下できるもので、洗濯物を干す時には干しやすい場所まで下げ、干し終わったら物干しが上げられます。
普段は一番上にしておくことで天井はすっきりとした状態になります。
昇降式のホスクリーンは操作棒を使い上げ下げするものと、紐を引っ張って上げ下げするものがあります。
ホスクリーンの特徴とメリット
ホスクリーンの特徴でありメリットは、不要な時には取り外せる点でしょう。
普段から物干し竿が部屋にぶら下がっている状態は、少し目障りに感じます。
ですが、不要な時には取り外しておけるため、部屋をすっきりと見せられます。
スポット型のホスクリーンは価格も比較的手ごろで、知識がある方ならDIYでも設置可能です。
ホスクリーン自体1本3,000円程度で購入可能なので、室内物干しを購入するのと同じくらいの価格で買えます。
設置すれば夜間でも安心して洗濯物が干せますし、雨の日でも部屋干しできます。
女性の一人暮らしの方の場合は、安心して室内干しができるのは嬉しいですね。
また花粉飛散のシーズンでも室内で布団干しすることもできます。
ホスクリーン取り付けでの失敗事例
ここからは「ホスクリーンを設置したものの、失敗してしまった」と感じた事例を紹介します。
失敗事例を通じて、どうしたら失敗しないのかを考えていきましょう。
洗濯物の量が多かった
家族が何人いるかによって、洗濯物の量には違いがあります。
またスポーツ系の習い事をしている人がいる場合は、人数が少なくても大量の洗濯物が出る家庭もあるでしょう。
ホスクリーンはおおよそ8kgまでの洗濯物を干すのに対応しています。
物干し竿を通す場合にはホスクリーンを2つ使うことになるので、おおよそ16kgまでは対応可能となります。
これを超える洗濯物を干さなければならない時には、ホスクリーン1対では対応できないことになります。
またホスクリーン1対で対応可能だとしても、1本の物干し竿にぎゅうぎゅうに洗濯物を吊るすことになります。
すると風が通らず洗濯物が乾きにくいというデメリットが出てくるのです。
洗濯物の量によっては、ホスクリーンは1対では対応できないでしょう。
場合によっては2対、3対と設置する必要が出てきます。
一部屋にこれだけの洗濯物を干すのは難しいため、複数の部屋に設置することも考えるとよいでしょう。
どのくらいの洗濯物を干すことになるのかを考えて、設置する場所や数を検討すると失敗しにくいでしょう。
DIYで設置したら落下した
ホスクリーンはホームセンターでも売られていることがあり、DIYで設置する人もいます。
ですが、天井の構造などに詳しくない人が設置すると、「洗濯物を干したら落下した」「天井に傷などができた」などのトラブルが起きるケースがあります。
一般的な住宅の天井は石膏ボードにクロスを張り付けたものになっています。
これらは下地材と呼ばれる骨組みに張り付けられています。
ホスクリーンは石膏ボードに取り付けるのではなく、下地材と呼ばれる場所に設置しなければなりません。
ですがそれを知らずに石膏ボードに取り付けると、落下や天井の損傷につながります。
下地材の場所は下地探しを活用すれば見つかりますが、専用の工具になるので持っている人は少ないでしょう。
費用が掛かっても、業者に設置依頼をしたほうが安全に取り付けられます。
ホスクリーン本体を含めて3万円程度で設置可能なので、検討してみてください。
取り外しが意外に手間
ホスクリーンのポール自体の取り外しは難しくありません。
ですが、意外に手間がかかるのは物干し竿を外すという点です。
家庭によっては「長い物干し竿を2本のホスクリーンに通して使おう」と考えている場合もあるでしょう。
この時、物干し竿を外すためのスペースまで考えている人は少ないかもしれません。
ホスクリーンには専用の物干し竿があります。
ポールの輪の部分がちょうど入る凹みがある物干し竿なので、両端が短い特徴があります。
両端を短くしても安全に干せるため、専用の物干し竿を使うことはおすすめです。
また伸縮できるタイプの干し竿であれば、外す時に干し竿を短くして外せばよいでしょう。
ですが、この手間が面倒でホスクリーンが出しっぱなしになってしまうことはよくあるようです。
もし性格的に面倒くさがりという方なら、スポット型ではなく昇降型のホスクリーンを設置したほうがよいかもしれません。
まとめ
夜間や雨天時でも室内に洗濯物が干せるホスクリーンは便利なアイテムです。
ですが、設置場所や設置する本数によっては、取り付けが失敗だったと感じる家庭もあるようです。
当社ではホスクリーンの設置に関する相談にも対応しています。
専門家の視点で設置場所や本数などのアドバイスも可能です。
洗濯物を干すスペースについてお悩みの場合は、当社にご相談ください。